季節の似合う人

 

頭からひまわりでも生やそうかな。


峰浪 りょう

溺れる花火 

全2巻

 

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異性に好意を持つこと

付き合うということ

そこには少なからず欲求があって例えば性欲とか独占欲とか社会的地位、金銭的なもの…好きなだけでは付き合う理由にならないし好きなだけでは付き合い続ける理由にもならないですよね。

 

男という生き物は女と脳の作りが違うとわかっているのに

どうして複雑な思考回路の女の方が男に振り回されるのでしょう。

 

永遠の謎だー!

将来の夢は忍者

 

半年に一度の再ブーム

 

 米代恭

あげくの果てのカノン

 

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3巻まで出てます。

近未来都市が舞台のSF作品。

高校時代からずっと片思いをしている先輩をストーキングし続けて8年

先輩が就職して結婚しても忘れられない主人公。

偶然を装って先輩と再会を果たし、あの頃と変わらないような、変わってしまったような先輩と複雑な関係に陥って行く。

SF不倫?片思い?ラブコメです…

(少しグロテスクな絵面もあります)

 

 

最善に自分が必要かどうか

その辺りの兼ね合いは難しくて。

好き=好かれたい、と素直に結びつけることができる自信がないわたしには息が苦しくなるような内容です。

もし手が届いたとしても相手のメリットを考えて、マイナスに考えて、自分の立場を自分で怪しくしなければ居られない損な思考回路ですね…

痛々しいとか歪んでるとか、そういう感情の前に「ァァァわ、わかる…」となってしまうわたしは今後幸せになれるのでしょうか…

そしてやっぱり日常系SFが大好き…

 

主人公の今後に重ねて不安を抱えながら新刊を待ちます!

 

7

花星人

 あれ?いつから更新してないの

 

ヤマシタトモコ

花井沢町公民館便り

全3巻

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SFは、日常色が強ければ強いほど

リアリティがあればあるほど非現実が活きるような気がします。

 

花井沢町公民館便りは、とても小さな町の小さな区域で起こった大きな問題と、適応力溢れる良くも悪くも現代日本人らしい人々の日常が描かれた短編集です。

わたしはヤマシタトモコさんの描く漫画がとても好きで、シュールさと切なさが静かに確実に存在してるようで目を塞いだ指の隙間から覗き込みたくなるような癖になる本ばかり。

BL作品も描かれていますが本作はその要素もなく誰でも読めると思います。是非。

 

6?

ブーゲンビリア

 

ネオンテトラとの関係性、花はきれいし嘘つかない…

あれ、最終更新26日?おかしいなあ。

なんだか万人ウケしないオススメできない系哲学的不思議辛い話ばかりだったので、みんなに読んでほしいオススメを持って来ました季節感には触れないで。

 

よしづきみくち

原案 山田典枝

 

魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜

全2巻

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魔法使いじゃないよ!魔法遣い!

魔法遣いに大切なことシリーズの中で1番好きです。

アニメ化も実写化もされているのでご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか…!

魔法が当たり前だけどみんなが使えるわけではなくてなんでもできるわけでもなくて、差別も歯がゆい思いもあって(魔法についての認識や扱いはジブリ魔女の宅急便に近いような感覚な気がする。)、中途半端なリアルさが残る日本が舞台のお話です。わたしはラストで毎回泣くしラストを思い出して伏線で少し泣きます。

 

主人公のソラちゃんは優しく活発で正義感溢れる主人公らしい魅力的な女の子で、出会った人々の心を動かしながら自分も成長して行きます。しかしながら彼女にはある重大な秘密があり、その秘密を抱えているからこその決断や包容力だったのだと悟った読者はきっと「アーーーーッ!!!!ソラちゃんを抱きしめたい!抱きしめたい!ちょっと!なんなのこれ!なんて良い子なの!ノーベル平和賞を与えて!全肯定してヨシヨシして美味しいものをお腹いっぱい食べさせてなんでも買い与えて!すべての人類にソラちゃんを肯定させて!はやく!」みたいなテンションになること間違い無いと思います。間違いかもしれません。

 

2巻完結なので心温まる切ないお話を求めてる人にはオススメです。

 

 

5

毛根と顔面が合わない

 

ポケモンを買ったから移動が楽しい。

 

高山しのぶ

ハイガクラ(既刊9巻未完)

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連載始まって10年?近く経っていますが

最近出た9巻を読んでやっと話がつかめてきた気がする。ややこしい中華風ファンタジーです。(わたしの理解力の乏しさもあると思うけど!)もう1つの大型連載の「あまつき」も似たような進行状況だな…笑

キャラの名前や用語が聴きなれなくて難しかったり、絵柄に慣れてないと登場人物が多くて把握するの大変だけどギャグのテンポとかシリアスさのバランスが大好き。ちびキャラ要素が濃くて癒されるなあ…

例によってあらすじは書きませんが、あらすじを読んだ程度でわかる話でもないので読む場合は心してください。

最近7巻で止まっていた3月のライオンを買い揃えたので先回りしてアニメを見て思ったけど、毒気の強い羽海野チカって感じもする。なので好き嫌いはハッキリするとおもいます。

 

 

高山しのぶ作品は全ての根底に「誰もが悪くて誰も悪くない」があると思う。

amazarashi の秋田ひろむさんも「自分を善だと信じて疑わないときは
他方からは悪だと思われてるものよ」と書いてるし世界の終わりの深瀬くんも似たようなことを言ってたけど。何にも代え難い優先したい欲とかエゴがあって、誰かを守りたかっただけだとか、綺麗事でもなんでも人が何か行動すれば必ず誰かが傷ついたりするもので。

その負の連鎖で感情が忙しくなります…わかっていてもどうしようもないことだらけだぜ。

 

完結するのさみしいけど早く続きが読みたいよーーーーーーー!

 

 

4

 

 

 

 

だれの中にもアンビバレンツ!

 

わたしの中ではメインカルチャーよ、サブなんて言わないで!

 

魚喃キリコ

Water.

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日常の中のフランクな死にたさと妙な色気と変な焦燥とか、抽象的な決して綺麗ではないけど抱えたら捨てられないモヤモヤをうまく表現してる短編集。人と人が関われば何かしらの不祥事が生まれるね。魚喃キリコを好きな人間にロクなやつがいないとおもうし、描かれてる人間みたいな人がハマる。人間はロクじゃない方がずっと良いと思うのでわたしは好き。おすすめはしないです。Waterが1番好きだけど魚喃キリコの本は全て好き。

漫画とは紙をコマで分けて絵と効果音とセリフを固めて作られるものだけど、たまに絵が邪魔な時があったりして。唇と唇が描かれてないキスシーンの方が美しかったりする様な、見えるはずのもの見えていいはずのものを敢えて見せてないからグッとくる様な、そんなくすぐったい表現が上手い人だと思う。シンプルな線の単純な背景と簡略化された人間だから伝わる伝えたいこととか雰囲気とか空気感が絶妙で何度読んでも肺の後ろらへんがぎゅっとなる気がする。

 

2

 

 

 

ブログを書こうと思うとどうしても手書きの文字がやけに縦長のアイツを思い出してしまうね…ケチャップの空きボトルに手紙を入れて海へ流すような気持ちで、いつか届くかな届かないかなと思って書くよ。

線は点

 

溜め込んだカルチャーを吐き出そう

好きとおすすめは違うけれど、誰かに見られるためにこの世に生まれてきたのだから、いろんな誰かに見せたい気持ち。

 

好きなものはずっと好きで

熱量は変われど思い出補正も加わって

取り返しのつかないほど、収拾なんて付かせようともおもいません。

 

(((あの頃と変わらず改行が大好きすぎる)))

 

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